コラム

【まちの未来の予測術】はたらき方の転換-1

2017.1.9

街に住む人の質は
時代と共に常に変わります。

一番注目すべきは「はたらき方」です。

一般に人の24時間は、
働く時間とそれ以外の余暇時間
で構成されます。

第一次職住近接時代は
地元で働き地元に住む、
はたらくスタイルは
地元の事業所や個人商店が
中心でした。

現在の衰退市街地は
この時期のライフスタイルを
想定したまま止まっています。

次に職住分離時代が到来し、
都市圏まで出勤する人が増えます。
つまり、平日や休日にも
余暇時間が少ない方々が中心となる。
自治活動も参加難、
地元での買物時間も極少。

しかし
朝7時通勤人のための早朝カフェや
夜22時帰宅の人のための夜遅い営業する形は、
個人商売からは発達せず、
チェーン店にその隙間を明渡し、
新店舗の物件貸渋りも相俟って商業地として
住む土地として見放されてきています。

今は第二次職住近接時代。

地価下落もあり
高所得で仕事のできる人は
都心に住み働く。

では青梅に住み続けられそうな人は、
どんなはたらき方が主流になるでしょう?

商業事業のターゲットは
そうした人に
的を当てられているでしょうか?

青梅市TM 國廣純子

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